デューンとドラゴンクエスト5
ふと思い付いたのでメモっておく
フランク・ハーバードの記念碑的SF群 デューン砂の惑星が多くの作品にあたえたことはよく知られている 風の谷のナウシカはよく話題にのぼるようにそもそも環境問題それも人と自然とのかかわりという意味でとても深い問題を直接扱っており 舞台として砂漠と腐海 神格化された巨大な生物である砂虫(sand worm)と王蟲 もちろん形も似ている さまざまな飛行機械もデューンのオルニソブターなど考えると楽しくなる
ファイナルファンタジーのいくつだったかランドワームというどきりとする名前のモンスターが出てきたと思ったら姿がまさに映画版デューンの砂虫そっくり
とはいえ これらはナウシカでさえまだ部分的な類似にすぎないようにおもえる
ところがドラクエ5では主役まわりの人間関係が酷似といってよい
主人公の父親パパス マーサ 主人公 男女の双子
これとレト公爵(1世) ジェシカ ポウル 砂丘の子供達である双子のレト二世とガニマ
を対応させてみる
- 父親はかたや放浪する王 かたやきわどい政治的な攻防の一環で先祖代々統治してきた快適なカラダンを離れて砂漠の惑星アラキスに移住する公爵
- どちらも主人公が子供のころ死ぬ
- 主人公は厳しい環境に投げ出され辛酸をなめる
- 母親はどちらも不思議な力をあやつる集団の出身
- 一時敵方に回る ように見える
- どちらも結婚にあたりふたりの女性とかかわることになる デューンでの該当場面での王女イルーランに対する残酷きわまりない仕打はさすがにゲームにそのまま移すことはできない でもないか 事実上放置だし 放置のほうがましかもしれないけど どちらがどちらに対応しているかといえば 戦闘的で妖精のような顔のチャニが黄色いビアンカでベネゲセリットでもあり教養ゆたかな王女イルーランが青いフローラといったところか
- そして双子が産まれる この時点でゲームのほうでは母親が死んでしまうことはないが (スターウォーズのエピソード3はこの点ではデューンの まあ本歌取りとでも言ったところか)男の子供のほうが勇者であり 主人公はそうではないというちょっと意外な設定は デューンの1巻2巻で主人公だったポウルが3巻で完全にレト2世に凌駕される点を連想させる
だとするとドラクエの脚本家は少なくとも第三巻までは読んでいることになる なかなかすごいな まあイメージの宝庫だからね デューンは
まだあったはずだな 忘れた 思い出したらまた書こう ゲームのほうを かなり忘れてる