gymnoの自由談

音楽系、プログラミング系の内容 方針はいずれ

偕楽園

水戸着 いそいで偕楽園行きのバスに乗る
この時点では移動の手段がよくわかっていない おそらくバスだろうとかんがえる
接続が心配なのでとにかく飛び乗った
案に相違してがらがらだった
偕楽園前で降りたが 他に一組しか降りない しかも偕楽園の方には向かわなかった
普通の住宅街らしきところを歩く 一抹の不安 本当にこちらにあるのか

あった

きわめてひっそりと なんの変哲もない入り口
2年前の夏休みに金沢の兼六園に行ったが あそこは大変な混雑で にぎやかきわまりなく 入り口もわかりやすかった 尤も友人に案内してもらったから迷いようもなかったけど

庭内もかなり地味 何より水がない だからと言って枯山水があるわけでもない
梅が名物らしく その時点でおよそ時季外れだったのだろうか
おかげで混雑とは無縁だったが 肩透かしといえるか

しかし 好文亭と名づけられた建物はよかった 
梅の季節には相当混み合うだろうから 悠然と中を味わえたのは貴重だったとおもう おもおう

ここは水戸の斉昭さんの別荘で 仕事をしたり歌人などと交わったりするためのもの
外から見ると狭く見えるが中は順路にしたがうとかなりくねくねしていて広く感じる
奥方のおつき用の部屋が多かったと思う 部屋は全体にかなり狭い そして暗い
当時はやはり昼間でも明かりをつけていたのだろうか
ひとつくらい 当時の滞在時の様子を再現してくれてもよかった
この日はかなり暑かったとおもうが 庭の中は木陰でなくてもわりにやわらぎ この好文亭に至ってはじゅうぶんにすずしかった
ここなら真夏でもすごせる
斉昭公発明のエレベータなどがあった  もちろん手動