gymnoの自由談

音楽系、プログラミング系の内容 方針はいずれ

NHK私のこだわり人物伝 グレングールド鍵盤のエクスタシー

http://www.nhk.or.jp/shiruraku/200805/tuesday.html
宮澤淳一

それにしても 番組の主要な情報を画像にしてしまうと綺麗なのかもしれないけどコピペがめんどいし検索にもひっかからないし なんとかならないもんか
サイトのデザインを請け負っているところってぱっと見重視でそういうことは考えないのかな それとも狙ってやっているのか

第一回の

1956年.グールドは、レコード会社の反対を押し切り、“チェンバロむけの曲”“長すぎる”と、ピアニストから敬遠されていたバッハの「ゴールドベルク変奏曲」でデビュー。

なんての見るとちょっと見る気がうせるけど(既にピアニストの通常のレパートリーとして確立されていたしピアノの名盤も存在していた)第二回の

グールド作曲のピアノ曲の、高橋悠治氏による演奏もまじえて

というのは もし彼の解説つきだとしたら極度に見たい
この宮澤さんという人はマクルーハンの専門家らしいが グールドと同じトロント生まれということもあり 高橋悠治も読売新聞に寄せた文章「家具になった音楽」(タイトルはサティへのオマージュ)でマクルーハンを使ってグールドを論じていた
その末尾では彼らしい衝撃的でかなり唐突な語りが入る

音楽なんか聴かなくても生きていける。メッセージがあるとすれば、そういうことだ。クラシック音楽が、聴き手にとってはとくに死んだものであることに気づかずに、または気づかぬふりをして、まじめな音楽家たちは今日もしのぎをけずり、
中略
音楽というものがまだほろびないとすれば、明日には明日の音楽もあるだろう。だが、それを予見するのはわれわれのしごとではない。いまあるような音楽が明日まで生きのびて明日をよごすことがないとおもえばこそ、音楽の明日にも希望がもてるというものだ。音楽家にとってつらい希望ではあっても。

ソニークラシカルLD「グレン・グールド・コレクションII」にあるらしい
あるいはKAWADE夢ムック 文藝別冊に収められている


こういう過激なことをNHKの番組で言えるか あるいはカットされずにすむか

とても楽しみ