gymnoの自由談

音楽系、プログラミング系の内容 方針はいずれ

チョムスキー入門 生成文法の謎を解く (光文社新書)

つい最近図書館でコトバの謎解き ソシュール入門 (光文社新書)と二冊目についたので借りてみた
この辺一度はちゃんと知っておきたい と思いつつ以前専門的な本を借りてみて見事に挫折したのでまた新書に手を出してみる
それにしても最新の話題を手ごろな値段で知ることができるという意味で新書の力は絶大とよく評されるしそのとおりだとおもうけど 僕のようにそれを図書館で借りたり古本で買うというのはその最大の効果をふいにしているような気がしないでもない  まあ生成文法なんて別に旬の話というわけでもなかろうが 

で ソシュールの方はそれなりに楽しく読めて 次はもうちょっと手ごたえのあるものを という気になったがチョムスキーは無理ですね 戯言の羅列としか思えない
もちろんこれは著者の立場があって 彼はソシュールに対する愛はあるけどチョムスキーについて殆ど弁護する姿勢がなく 読んでいるこちらが可哀想に思えてくるくらい
また amazonの評にあるように著者の個人的な見解があまりに強く出すぎているきらいもある

とはいえ 偉い先生が言ったからとりあえず解説してみるよ というのとは違って誰もが当然抱くであろう疑問を一緒に感じてくれる というのは初学者には心理的にありがたい  
本来はつきはなして深遠なる学問の世界にかじりつかせるようなものなのかもしれないけれど

やれやれ 浮気はやめて買った本をちゃんと消化しよう
結構読み応えのある本が積まれているのだ