猿の惑星 読了
- 作者: ピエールブール,Pierre Boulle,高橋啓
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2000/02
- メディア: 文庫
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http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/science/wildlife/
インドネシアとマレーシアで現在の開発ペースが続けば、5年以内にオランウータンの生息地は47%も減少。特に現在約7300頭生息するスマトラ島のオランウータンは、50年後に250頭以下に激減する可能性があると警告している。
また、西アフリカのナイジェリアとカメルーンに生息する西ローランドゴリラの亜種クロスリバーゴリラは、わずか約250−280頭しか生息していないことを確認。
おそろしい話だ
霊長類は感情的に好きなので というレベルだがかなしい
かといって この開発を止めてサラダ油やら日用品の値段が倍くらいになったら それはそれで激怒しそうだけど
さて 猿の惑星 ビデオで旧作の第一話とリメイク版を見た
特に旧作の有名な最後はそれなりに衝撃的ではあったが それは映画のすばらしさとともに映画の限界でもある
原作における 知性とはなにか 文明とは模倣とは人間とは という重いテーマは映画で扱うのはかなり難しいだろう 特に思考を要するところではなおさらだ まあ単なる役割の違いではある
映画でラブシーンや戦争の描写が多くなってしまうのはもちろん集客力の問題でやむをえない
原作は実際には軽い枠形式になっていて SF小説らしいやや独りよがりの解説となっているが よく考えればこれはとても古い話なのだ 古典として通用すると思う
随所に見られるヨーロッパ文明至上主義も 時代を考えれば可能な限り除去しようとした名残として 許される範囲だと思う よくがんばった 作者