gymnoの自由談

音楽系、プログラミング系の内容 方針はいずれ

宇宙戦争

http://www.uchu-sensou.jp/top.html
見に行った スピルバーグ&ウィリアムズとお騒がせトムクルーズのね
のんびり飯を食べていたら見事に15分遅れ
それもいいが レイトショーの時間に遅れると入り口に人がいなくなる
前も友人と「マジェスティック」を遅れて見に行ったら
(こちらは原付 むこうは自転車で雨の中)
やはりタダで入れた  冒頭が蛇足であるとわかっているならおすすめ
でもないか


今回はどうだろう 特にストーリーを見る上で障害にはならなかったが 蛇足のきわみである家族愛や人間ドラマの茶番のほかに宇宙人についての映像があったかも知れず それを見逃したとしたら痛恨だ 冒頭からの活劇は指輪物語スターウォーズで経験しているのでありえなくはない
が 今回の宇宙人登場シーンの演出から見て それはないだろうと思う
どうだろ

映像はいいね スターウォーズほどの派手さはもちろんないが 良くも悪くもジュラシックパーク以降の表現が満載だった 宇宙人が割と生々しかったのは昔からのファンである自分にはちょっともの足りなかったが
これだけの技術を持っているのに 彼らは演出方法をしらないな などと不埒なことをかんがえる
がさつな国民性だろうか もっと恐怖をあおる方法はいくらでもあった気がする
少なくとも原作はもっと怖かった

そう H・G・ウェルズの原作「宇宙戦争」は 小学校のとき図書館で借りた5冊目か6冊目くらい とてもなつかしいものだ  

ほかにはポールフレンチ名義のアシモフラッキースターシリーズ
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=19559
http://ja.wikipedia.org/wiki/アイザック・アジモフ
や宇宙開発のノンフィクションなど 今にいたるまで進歩の見られない選択肢だったが
まだ音楽に侵される前のSF少年時代

http://ja.wikipedia.org/wiki/宇宙戦争_(フィクション)#.E3.82.A6.E3.82.A7.E3.83.AB.E3.82.BA.E3.81.AE.E5.AE.87.E5.AE.99.E6.88.A6.E4.BA.89
あらすじを書こうとしたら普通にウィキペディアにあったのでもういいや
妻の存在とか忘れていたし そうか 原作にあったのか 
さすがにマーズパスファインダーなどが火星を闊歩する21世紀に
http://mars.jpl.nasa.gov/missions/present/2003.html
火星人とは書けないが 原作ではヨーロッパに侵略された世界はかくのごとしといった惨状で
なによりなにがなんだかわからないまま終わる 
火星人はあくまでタコだし 三本足は機械仕掛けといったレベルではなく 悪魔性が前面に押し出されていた 理解不能の恐怖 決して間近で眺められる代物ではないのだ
僕にはちょうどゴジラがアメリカに行ってコミカルになってしまったのと同様に見えた


今回の映画では時代や国民性もあろうが おなじみ家族愛がやや鼻につく
また宇宙人の描写もややわかりやすさに重点が置かれすぎていたようにも思うが  それはスピルバーグの持ち味なのだろう ただ 個人的にはスターウォーズの分かりやすさに対してもうちょっと未知の感覚というものを表現してほしかった気がする


と けなし気味だが もちろん宇宙人登場のシーンはまた見ても心躍るものだろうし ジュラシックパークのラプトルを思わせるあのシーンもなんだかんだいって手に汗を握るには違いない
そのシーンの原作と同様のラストも陰惨だったし(原作はもっと陰惨だったが  ずるずる)

ということでおすすめはできる
ただし どちらかを選ぶとすればスターウォーズでしょうな