gymnoの自由談

音楽系、プログラミング系の内容 方針はいずれ

仕立て屋の恋(管弦楽バージョン)

NHK芸術劇場でラトル指揮ベルリンフィルによるシェーンベルクブラームスピアノ四重奏曲第1番を見る ギリシャの野外劇場でのライブ
すごい
アマチュアオケでしょぼしょぼブラームスを練習してきたあとでもあるけど やはり偉大だと思う この作曲者も編曲者も演奏者も   この曲は終楽章が映画「仕立屋の恋」で繰り返されて耳に焼きついていた(音楽担当はマイケルナイマン)もの シェーンベルクの編曲は音色の対比を前面に出したラヴェルなんかとは違って きわめて妥当で管弦楽法の最上のお手本とでもいうべきもの 彼のすごさはむしろ編曲でわかる といった人がいたがまさに然り 無調時代はともかく12音時代などうまいが曲としてはおもしろくもなんともない
うわ 金管にその高速パッセージを割り当てるか このへんの無茶さ加減はさすが新ウィーン楽派 妥協を許さない  終わりで弦楽四重奏に戻るのもにくい 弦楽器の特殊奏法もそれらしい
お祭り騒ぎ 全管弦楽の総奏 楽器間の受渡しも自然でただただ見とれる
海外のオケはみんな沸き立つように体を動かすので見ていて楽しい 人種の差だろうか

興奮した 録画しておいてよかった